「ベトナムは日本、台湾、韓国に次ぐアジアの奇跡になれるか」
アメリカのニューヨーク・タイムズ紙は「ベトナムは日本、台湾、韓国に次ぐアジアの奇跡になれるか」との記事を掲載しました。その中で、中国で初めての新型コロナ感染者が確認された直後、ベトナムはこの疫病の感染拡大を食い止めるため、あらゆる手を尽くしてきました。その結果、新型コロナ感染拡大が制圧され、生産経営活動が再開されました。
また、先進国が相次いでマイナス成長の中でベトナムはプラス成長を維持しています。政府の新型コロナの効果的な封じ込め政策や経済振興策により、ベトナムはASEAN=東南アジア諸国連合10カ国の中で一番の経済成長を遂げ、世界でもプラス成長を達成できた数少ない国の一つとなりました。
さらに、ベトナムが一連の自由貿易協定を締結したことで、投資・貿易の伸び率が急増すると見込まれています。 2020年末にWB=世界銀行、ADB=アジア開発銀行、IMF=国際通貨基金は「ベトナム経済評価リポート」を発表した際、2021年、ベトナムのGDP成長率を6.5%から6.85とする予測を出しました。一方、シンガポールのOUB=ユナイテッド・オーバーシーズ銀行や香港のHSBC銀行は2021年のベトナム経済成長率について7.1%、及び8.1%と見込んでいます。他方、イギリスシンクタンクのCEBR=経済ビジネス・リサーチ・センターはこのほど、世界193の国・地域を対象とする経済番付見通しを発表し、その中でベトナム経済成長率を2021年から2025年期に7%とする予測を出しました。また、今後10年間、ベトナムの平均成長率は6.6%に達すると見込まれています。