クアンニン省バチェ県のカオラン族独特な民謡の保存に全力
民謡を通じて自分の心の動き、気持ち、愛情、希望などを表すことができるのです。
ベトナム東北部に居住している少数民族カオラン族の人口は約21万人ですが、その中で、クアンニン省バチェ県に住む人口はわずか500人ほどで、豊かな民芸をしっかりと守っていることで知られています。バチェ県では、民謡が今もなお、カオラン族の日常生活の中でよく歌われており、彼らの精神生活にとって重要な役割を果たしています。
民芸研究家によりますと、カオラン族の民謡は長い歴史があり、その起源はいつなのかはわかりませんが、代々伝えられてきた価値の高い無形文化としています。この民謡は男女による歌垣の形で、男女の逢瀬、結婚式、長寿のお祝いの席などでよく歌われています。メロディーは3、4つほどあります。その種類は昼間の歌、夜の歌、結婚の歌などです。現在、カオラン族は昼間歌う歌500曲、夜歌う歌1000曲、結婚の歌100曲を歌っています。民謡を歌う人は若者だけでなく、中年やお年寄りもいます。民謡を通じて自分の心の動き、気持ち、愛情、希望などを表すことができるのです。