クアンニン省 観光へのテコ入れ策を強化
世界的にも有名な世界遺産であるハロン湾を擁する北東部クアンニン省は、新型コロナを抑制しながら、観光へのテコ入れ策を強化する方針です。
ハロン湾に面した巨大テーマパーク「SUN WORLD HALONG COMPLEX(サンワールド・ハロン・コンプレックス)」は新型コロナの影響で長い間閉鎖していましたが、クアンニン省が疫病を制圧したため、先ごろ再開しました。観光客をひきつけるため、このテーマパークは入場料を3分の1に引き下げることにしました。同テーマパークのチャン・ヴァン・ミン社長は次のように語りました。
「疫病が制圧された後、再開することにしましたが、パーク全体の消毒や、来場者の間隔の確保など疫病予防対策を徹底させています。また、土日だけにオープンしています。」
一方、中国と国境を接しているモンカイ市は歩行者天国や飲食ストリートを再開するなど観光客誘致に力を入れています。モンカイ市文化課のファム・ティ・オアイン課長は次のように語りました。
「今年は国境地帯ならではの観光商品とサービスを開発する方針です。例えば、国境標識の探検ツアー、国境警備部隊を象徴する「シム」という花の祭りなどを行う予定です。」
なお、2021年、クアンニン省はハロン湾やイエントゥ遺跡、クアンニン省博物館など多くの観光スポットの入場料を引き下げています。