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バンドン島

09/01/2021

北東部クアンニン省バンドン島の島民にとって、2018年は重要な意義を持つ年です。というのは、今年、この島ではベトナム初の特別行政・経済区(いわゆる特区)が設立され、島民の生活改善に貢献するからです。 バンドンは行政レベルが県であり、600の大小の島々があります。この島は、ベトナム初の商港として知られています。十数年前、島民の生活は多くの困難がありましたが、電気を引いてから、大きな変貌を見せてきました。 以前、島民は農業生産と漁業により自給自足していましたが、近年、農産物と水産物の商品化が進められ、島民の収入向上に役立っています。また、現在、県内では橋や、アスファルト道路などを含め交通インフラが近代的に整備されています。特に、空港も建設されています。 島民の1人グエン・スアン・タインさんは、「十数年前の電線の引き込みや、2006年の3本の近代的斜張橋の建設などは忘れがたいものであるが、空港が建設されるのは夢にも見ない」とし、次のように話しています。

「以前は空港があるとは思わなかったんです。でも、今は現実になっていますね。皆は喜んでいますよ。特区の設立は生活改善や、子孫の雇用創出に役立つと望んでいます。」 一方、国内最も美しいビーチを持つクアンラン島で旅行業を営む会社のオーナーファム・ハイ・クインさんは次のように話しています。 「最近、多くの企業はバンドン、クアンランに投資しています。また、観光は県内の先端経済部門と見られていますが、バンドン空港の誕生により、さらに発達すると信じています。バンドンは観光潜在力を徹底的に発揮できると、近いうちに東北部の玉になるでしょう。」 エコノミストらによりますと、現在のバンドン県の発展速度や、経済構造転換、雇用創出などの面から見れば、2030年までに、島民の年平均収入が現在の10倍増に当たる2万1000ドルに達する可能性があります。そして、特区の誕生はその目標達成に多大に貢献するとしています。