ベトナムと日本、2件の支援プロジェクトに関する交換公文に調印
4月23日、ハノイで、ベトナムと日本との間で、総額14億円を限度とする無償資金協力2件に関する書簡の交換が行われました。
同無償資金協力案件の概要は、中古の海洋調査船1隻の供与及び同船舶の改修支援や、海洋プラスチックごみ調査分析機材供与となっています。
その式典で、ベトナム共産党中央対外委員会のレ・ホアイ・チュン委員長は、「これらのプロジェクトは海洋研究に関わるベトナムの能力向上に役立つ」とし、次のように語りました。
「これらのプロジェクトは切実な意義があります。また、ベトナムと日本との広範な戦略的パートナーシップを立証するものでもあります。これは始まりにすぎませんが、今後も、日本がベトナムの海洋研究活動を支援していくよう期待しています。これは、ベトナムだけでなく、地域諸国にとっても重要な意義があるからです。」
今回の支援は、G20大阪サミットで共有された海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現、及び、「マリーン・イニシアティブ」に掲げる発展途上国の能力構築に資するものともなるとしています。