ベトナムグローバルな試練の解決に尽力
キューバ訪問を終えた後、フック主席一行はニューヨークに向かい、第76回国連総会一般討論会に出席しました。
席上、フック主席は発表を行い、新型コロナウイルス感染症、気候変動、政治的不安定、衝突、持続可能な食糧安全保障に関するグローバルな試練の解決策を提案しました。ブイ・タイン・ソン外務大臣は次のように語りました。
「国連総会一般討論会で行われたフック主席のスピーチは国際社会の共通の関心事に集中するとともに、ベトナムの経験を提供し、解決策を提出しました。国際友人はベトナムの提案への支持を表明しました。国連事務総長はベトナムがグリーンで持続可能な開発の加速を公約すると国連は常に後押ししていくと強調しました。」
フック主席の今回の外遊でワクチン外交の強化が図られたといえます。ソン大臣はさらに次のように語りました。
「国家主席は各国の大統領や首相との30あまりの会見を行いました。これらの会見は政治関係を深化させ、具体的な協力計画を立案するという共通のメッセージを打ち出しました。これにより、政治的信頼が高められ、国際協力が強化されるとともに、発展事業へのあらゆるリソースの活用が図られるようになります。」
訪問を機に、各国はベトナムへの新型コロナワクチンの供与や新型コロナ対応、経済発展の支援を確約しました。一方、フック主席との会合で外国企業およそ50社はベトナムへの投資を行う意向を示しました。
他方、ニューヨークでフック主席はアメリカ在住ベトナム人およそ220万人の代表と懇親し、国外在住ベトナム人に対する党と国家の関心を表明しました。
フック主席の今回の外遊は全面的な成功を収めたといえます。これは党、国家の外交政策と草の根外交の緊密な連携により得られた成果であるといえるでしょう。