ベトナム・日本の国防協力の発展に条件づくり
12日午前、政府本部でファム・ミン・チン首相は岸・信夫防衛大臣と会見しました。
席上、チン首相は岸大臣が就任後、ベトナムを最初の訪問先に選んだことを歓迎するとともに、両国の国防協力関係の実質的かつ効果的な発展に有利な条件を引き続き作り出すと強調しました。
ベトナム東部海域(南シナ海)と東シナ海問題に関し、チン首相は海上・上空の自由航行、平和、安定、各国の正当な利益を確保し、国際法に従って、外交プロセスを通じて平和的措置で解決することへの支持を表明しました。また、ベトナムは朝鮮半島の平和プロセスと非核化を支持し、国連安全保障理事会の関連決議を厳守するとしています。
一方、岸大臣は新型コロナ対応と制圧に取り組んでいるベトナム政府の努力を高く評価するとともに、日本政府はベトナムをはじめ、各国と国際組織との緊密な連携を維持し、パンデミック対応にあたると強調しました。また、日本の関係機関とベトナムへのワクチンの追加供与について話し合う一方、戦争後遺症の克服、国連の平和維持活動、防衛設備と技術移転、捜索救難などベトナムの優先分野でベトナムとの協力を強化していくと明らかにしました。