ベトナム産フルーツのブランドづくり
海外市場での貿易振興活動や、果物・野菜の販促とともに、農産物の質的向上や、ブランドづくりとその威信の確保・向上などは果物の輸出促進と市場拡大に大きく貢献するとみられています
近年、ベトナムの果物の輸出は迅速に発展し、日本や、アメリカ、EU=欧州連合など厳しい基準を持つ市場への輸出量が日増しに増えています。こうした中、各企業や、管理機関はベトナム産果物のブランドづくりを目指して、複数の措置をとっています。
製品の競争力の向上、厳しい基準を満たす製品生産などが持続可能な措置とみられています。農業農村開発省所属農産物生産・市場開発局のレ・タイン・ホア副局長は、「ベトナムが果物のブランドづくりに力を入れています。新型コロナウイルスによるパンデミックであっても、その輸出は順調に伸びている」との見方を示し、次のように語りました。
「ブランドづくりに関し、果物を含め農産物の生産・加工・輸出に携わる企業が重視しています。多くの企業は製品を輸出してからブランドづくりを進めますが、重要なのは、企業が自分自身でブランドをつくることです。」
統計総局によりますと、2021年1月から、ベトナムの野菜と果物の輸出量が再び増えています。また、輸出市場の構造も積極的に転換し、1つの市場への依存度がはるかに減っています。
農業農村開発省所属栽培局のグエン・ニュ・クオン局長は、「企業の輸出活動に便宜を図るため、政府は、日本や、アメリカ、EUなど厳しい基準を持つ市場で、貿易振興や、農産物の販促活動を強化する必要がある」と訴え、次のように明らかにしています。
「現在、ベトナムは、輸出する農産物の原産地証明の案内があります。これまで、いくつかの特別な果物のブランドを確立・登録してきましたが、今後、各企業は自らが自社ブランドを作る必要があります。各地方をそのプロセスに企業を支援します。」
海外市場での貿易振興活動や、果物・野菜の販促とともに、農産物の質的向上や、ブランドづくりとその威信の確保・向上などは果物の輸出促進と市場拡大に大きく貢献するとみられています。