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ベトナム経済への各国経済界の楽観視

16/06/2021

国際共同体は、ベトナムの今年末までの経済成長に向けた原動力に前向きな見解を出しました。世界銀行ベトナム事務所のウスマン・ディオンヌ所長は、「今年、ベトナム経済成長率は6.8%に達する可能性がある。ベトナム経済には大きな進展を見せている。安定したマクロ経済は、経済発展の重要な土台である。」と強調しました。一方、アジア開発銀行ベトナム事務所のエリック・シジウィック所長は「ベトナム経済の急速な成長は、製造と輸出分野の拡大など様々な要素に左右されている。国内の需給は増加すると共に、国内企業や農業への外国直接投資の誘致も改善されるようになった。」と認めています。

日本経済新聞が発表した20186月のベトナム・日経PMI=製造業購買担当者指数は55.7で、前月の53.9から+1.8ポイント上昇しました。ベトナムのPMIは、20155月に過去最高の54.8をつけた後、9月と11月に50を割ったが、同年12月以降は30か月連続で50以上を維持しています。雇用も増え、増加率は20113月以降で最も大きかったということです。

今年下半期のベトナム経済は明るい兆しを見せています。しかし、これらの結果を達成するためには、インフレ率上昇や世界的な貿易摩擦の激化などの試練を乗り越えるため新たな原動力を追加される必要があると指摘されています。