ベトナム 外国人投資家の有望な投資先
新型コロナへの抑制に成功したことと、経済成長率が世界のトップに入っていることは、安全で魅力的な目的地としてのベトナムのイメージアップを促し、ベトナムへの外国投資の増加につながると評されています。
HSBCのグローバル・リサーチの経済専門家Joseph Incalcaterraさんによりますと、東南アジア地域では、ベトナムとシンガポールが、新型コロナへの抑制に成功している模範です。その中で、ベトナムはFDI外国直接投資を誘致する魅力的な目的地となっています。2020年のFDI額から見ると、ベトナムは世界の生産拠点となっているとしています。
一方、モスクワ国際関係大学の専門家Sergey Sinitsynさんによりますと、ベトナムは外国人投資家にとって有望な目的地となっています。特に、ベトナムのスタートアップは著しい成長を見せており、外国人投資家の目を引き付けています。現在、スタートアップのエコシステムの伸び率について、ベトナムはASEAN諸国の中で3位に立っています。こうしたベトナムは、アジア太平洋地域でインベンション・イノベーションが最も発展している国の一つで、財政や教育、テクノロジー、AI人工知能、ブロックチェーンなどの分野において最も魅力的な投資先となっています。 他方、先ほど、英金融メディア「ClearView Financial Media」が運営するアジア太平洋の金融関連情報サイト「Wealth Briefing Asia」は、イギリスの経済専門家の見解をまとめた記事を掲載し、その中で、ベトナムは外国人投資家にとって最も注目すべきの市場です。35歳以下の人が総人口の半数を占めていることと、中間層が急増していることは、ベトナムのダイナミックな経済成長を支えており、新型コロナが抑制されていることはそのダイナミックな成長を促すであろうとしています。 そして、英系ファンド運用会社ビナキャピタル(VinaCapital)は、2025年に、ベトナムの一人当たりのGDPは5000米ドルに達すると述べ、ベトナム人の一人当たり所得、消費、及び、財産が増えつつあることはベトナムの明るい将来につながるとしています。