ベトナム 日本の小売業者の重要な市場
先頃、日本経済新聞社の英文メディア「Nikkei Asia」は同国の小売業者の海外投資戦略を分析する記事を掲載し、その中でベトナムがイオン・グループなどにとって重要な市場となっていると強調しました。
同記事によりますと、イオンは2025年までに中小規模の食品スーパー「マックスバリュ」約100店を出店する計画です。
イオンは、これまでに全額出資子会社を通じて、首都ハノイ近郊で「マックスバリュ」を4店舗展開しています。
「マックスバリュ」は、住宅街の便利な立地で、面積300~500m2となり、顧客本位の品質やサービス、購買ニーズに合った品揃えなどを特徴としています。
東南アジア担当の岡崎・双一 イオンリテール取締役会長はによりますと、イオンの子会社「イオンモール」は2025年までにベトナムで商業施設6カ所から16カ所に増設する計画があります。
こうした中、住友商事はBRGグループと連携し、食品スーパーマーケット「フジマート」の新店舗をオープンさせる予定です。(VoV)
消費財業界およびサービス業界に特化した国際的な市場調査会社「ユーロモニタ」によりますと、2021年~2026年期にベトナムを含む東南アジア諸国連合上位6か国の加工食品市場の成長率はおよそ60%となり、その中でベトナムは群を抜き、およそ90%の成長率を遂げるとしています。