国会 2021年~2025年期の経済構造転換計画案を討議
31/10/2021
30日午前、オンライン形式で開催中の第15期国会第2回会議は、2021年~2025年期経済構造転換計画について討議しました。
会議で、議員らは、経済構造の転換は経済ボトルネックを解消するべきであるとして、経済全体、並びに、部門・地方のボトルネックを明確にしたうえで、効果的な解消策を打ち出さなければならないと指摘しました。
ホーチミン市選出のチャン・ホアン・ガン国会議員は、ベトナム経済は疫病・気候変動・世界経済の動きなど多くの要素から影響を受けているので、経済構造転換計画を作成する際、これらの要素を研究する必要があると述べ、次のように語りました。
「政府は、マクロ経済の安定を維持するためのシナリオを作成する必要があると思います。公共投資の構造を転換する際に、公共投資の展開に残されている問題とその原因を明確にしなければなりません。政府に対し、各地の公共投資の展開を支援する作業グループの設立を提案したいと思います。また、公共投資に必要な資金を配分する際に、インフラ整備や、各地の連結、各部門の連結、デジタル転換、インベンション・イノベーションなどに優先的に行う必要があると思います。」
一方、ハノイ市選出のホアン・ヴァン・クオン議員は、「経済構造の転換は、国内企業が国際市場で競争できるように国内企業の成長に便宜を図るべきである」と述べ、次のように語りました。
「強い国になるためには、国内経済はもちろん、世界経済でも重要な位置を占める大手企業の構築がとても重要です。そのため、鉄道や海上運搬などの分野で大手企業の成長を奨励する政策をとる必要があります。疫病と第4次産業革命の影響により、経済構造の転換は差し迫った課題となっています。この課題を解決するために、今までやらない体制をとらなければならないと思います。」
会議で、労働市場や農業の構造転換を促す必要があるとの意見が多くの国会議員から出されました。