第4四半期にベトナム経済が楽観視される
29日、ハノイで、ベトナム統計総局は記者会見を行い、第3四半期と年初からの9ヶ月の社会経済状況に関するデータを発表しました
会見でグエン・ティ・フオン統計総局長は、「新型コロナウイルス感染症があらゆる経済社会分野に深刻な影響をもたらしている中で年初からの9カ月のGDP=国内総生産の伸び率は1.42%に達したことは、新型コロナ対応と生産の維持に向けての多大な努力による成果である」と明らかにしました。また、この9ヶ月間、新型コロナの大流行で農・林・水産業の生産高は2.74%増に達し、経済の支えとなっているとしています。一方で工業と建設業は6.5%増となり、経済成長の原動力としてみなされています。
フオン総局長によりますと、第4四半期に入り、疫病対応策や政策の変更、世界貿易の復活のおかげで、ベトナム経済は回復し、第4四半期のGDPの成長率は2021年で最高となる可能性があるとしています。