投資情報


農産物の輸出を促進

08/01/2021

農業農村開発省によりますと、11月に、農産物の輸出額は37億ドルを超え、その中で、野菜と果物、木工製品など多くの品目が20億ドルを突破しました。新型コロナウイルス感染症による困難に直面しているにもかかわらず、今年通年の農産物輸出総額は410億ドルを超える見通しです。 現在、農産物生産・輸出に携わる多くの企業は通常通りに活動をしています。食品生産企業「ドンザオ(Dong Giao)」社もその一例です。現在、同社はこれまで締結されてきた契約を履行するために取り組んでいます。同社のグエン・バン・タイン副社長は次のように明らかにしました。 「わが社は安定的に国内外の市場開発を進めています。厳しい基準を持つ海外市場もありますが、輸出量は高いです。そのため、これらの市場を重視しています。」 一方、EVFTA=ベトナムとEU=欧州連合との自由貿易協定も徹底的に活用されています。この協定により、エビや、パッションフルーツ、ザボン、ドラゴンフルーツ、コメなどはイギリスや、ドイツ、オランダ、チェコなどに0%税率で大量に輸出されています。特に、中部高原地帯テイグエン地方では、加工されたパッションフルーツは戦略的な輸出品目とみられています。現在、テイグエン地方の各省は原材料供給源を確保するために、パッションフルーツを栽培する面積を拡大させています。パッションフルーツ栽培に携わるザライ省のある農家の話です。