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2020年の各省・市競争力指数、クアンニン省が4年連続1位

15/04/2021

ベトナム商工会議所(VCCI)と米国国際開発庁(USAID)は4月15日、2020年のベトナム各省・市競争力指数(PCI:Provincial Competitiveness Index)レポートを発表した。

2020年のPCIランキングでは、北部クアンニン省が過去最高の75.1点で、4年連続の1位を獲得した。同省は、新型コロナウイルスの影響への経済対策を迅速に実施し、電子化した行政手続きの数も全国で最多だった。2位は南部ドンタップ省で72.8点、3位は南部ロンアン省で70.4点だった。

Quảng Ninh: 4 năm liên tiếp dẫn đầu PCI | Trung tâm Y tế huyện Tiên Yên

4位の南部ビンズオン省は70.2点で、前年よりも2.8点伸ばし、順位を9つ上げた。 PCIは、ベトナムで事業展開している内資企業と外資企業に対するアンケート調査に基づき、参入コスト、土地利用、透明性、非公式手数料、手続きの速さ、政策の公平性、地方政府の積極性、事業支援、人材育成、法整備の10項目について、それぞれ10点満点(計100点満点)で各省・市を評価するものだ。調査結果は、各省・市が投資誘致を進める上で1つの重要な指標になっている。2020年調査では、1万2,295社から回答があった。このうち、外資企業は1,564社で、韓国系452社、日系365社、台湾系168社などが含まれる。