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2021年の各省・市競争力指数、クアンニン省が5年連続1位に

30/04/2022

(VOVWORLD) - 27日午前、ハノイで、VCCIベトナム商工会議所は、2021年のベトナム各省・市競争力指数(PCI:Provincial Competitiveness Index)レポートを発表しました。

USAID=米国国際開発庁の支援を受けて作成されるこのレポートは、ベトナム各地の経営環境と経済運営能力を評価するとともに、経営環境の動向と、現地行政府に対する企業の願望などを明らかにするものです。

外資系企業を含む1万1300社以上を対象とした17回目となる今回のレポートは、企業の活動に対する新型コロナの影響を分析した上で、今後の経済回復の展望を評価しています。公表式典で発言に立ったVCCIのファム・タン・コン会頭は次のように語りました。

 

「2021年のPCIレポートは省レベルの行政府の運営の改善を明らかにしています。企業共同体は多くの省・市の柔軟かつ効果的な運営を評価しており、中でも、新型コロナの影響など実際に起きた問題に対し、地方行政府の強い責任感と効果的な解決策が浮き彫りとなっています。例えば、新型コロナが蔓延していても、非公式な費用が削減されたほか、情報技術の導入により多くの行政手続きが簡素化されたとの評価が企業から出されました。また、今回のレポートは、ベトナムの投資環境に対する外資系企業の楽観的観測を語っています」

2021年のPCIレポートでは、東北部クアンニン省は73.02ポイントを獲得し、5年連続でトップにつけました。同省は、新型コロナウイルスの影響への経済対策を迅速に実施し、企業の困難解消を効果的にサポートしたと評されています。クアンニン省に次ぐのは北部ハイフォン市、南部ドンタップ省、中部ダナン市、北部ビンフック省です。