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2021年の政府の活躍

28/12/2021

政府の断固たる対策は新型コロナ制圧、人民と企業の困難解決、生産経営活動へのあらゆるリソースの活用に役立ちました。政府は打ち出した目標の達成に全力を尽くしてきたとしています。

2021年はベトナム政府にとって特別な年であったといえるでしょう。というのは政府が2021年~2026年期をスタートさせましたが、新型コロナウイルス感染症の変異株「デルタ株」が経済、社会に深刻な影響をもたらしたからです。こうした背景の中で、政府は主体性と能動性を発揮し、長期的な解決策を講じてきました。

政府の断固たる対策は新型コロナ制圧、人民と企業の困難解決、生産経営活動へのあらゆるリソースの活用に役立ちました。政府は打ち出した目標の達成に全力を尽くしてきたとしています。

臨機応変な運営

2021年の政府の活躍 - ảnh 1ワクチン接種を加速

国内各地で、変異株である「デルタ」株の出現により、新型コロナウイルス感染の第4波が急拡大したことを受け、ベトナムは前例がない断固たる対策を取って、国民の命と健康の保護を最優先課題に位置づけました。短期間に、国家と政府はあらゆるリソースを動員し、ワクチン基金の設立やワクチン外交の強化などに尽力し、集団免疫の達成を目指し、史上初の大規模なワクチン接種キャンペーンを実施しました。現時点で、18歳以上の人口およそ98%は1回目の接種、およそ80%は2回目の接種を済ませ、8月末の時点と比べ、それぞれ4倍と21倍増となりました。現在、12歳から18歳までの子どもに対する接種が急がれています。

社会保障に関し、政府は各レベル、省庁に対し、新型コロナにより、両親を亡くした子どもや困難な状況に陥った人々を適宜に援助するよう指示しました。また、一連の対策や支援策が発布され、延べ数千万人に対し、数十兆ドンに上る支援金が支給されてきました。

特筆すべきことはベトナムは対応策を「感染症例ゼロ」から「新型コロナとの安全な共存」へとシフトしたことです。これにより、生産回復や経済発展のため、行き詰まりが打開されました。これまで、ほとんどの地方は生産経営活動を維持し、生産やサプライ・チェーンの途絶の抑制が図られました。デンマークのワークウェアブランド「マスコット」ベトナム社のトーマス・ボー・ペダーソン社長は次のように話しました。

(テープ)

「ベトナム政府は適切な対策を講じました。皆さんの政府は人民の健康を第一に位置づけ、人民の健康より大切なものはないと確認しました。これは新型コロナ対応を目指す政府の行動原則となっています。ただ、ベトナム政府は経済が第2の課題であることを早く認識したんだと思います。」

基本的な基盤を確保

総合的にみると2021年にベトナムの基本的な基盤は確保されたといえます。通貨が安定して、外貨準備高が増加し、インフレが抑制されました。政府は金融・財政政策、公的債務管理政策を効果的かつ柔軟に運営し、総需要と総供給にてこ入れするとともに、輸出品を多様化し、新世代のFTAのメリットを活用してきました。その結果、2021年のベトナムの輸出入総額は6600億ドルを超え、輸出超過額は30億ドルに達すると見積もられています。

商工省のチャン・クォク・カイン次官は次のように語りました。

 

「 最も大きな成功は生産と輸出を維持できたということです。これまで、北部と中部、とりわけバクニン省、バクザン省、タイグエン省などの輸出拠点の生産・輸出活動が維持されてきました。第2、社会隔離措置が適用されていた中でも物品、とりわけ輸出品生産用の原材料の流通や輸出品の港湾への輸送を確保したことです。最後に、輸出玄関口の安全を確保したことです。」

2021年、政府は打ち出した目標の達成に全力を尽くしてきました。収めた成果を基礎に、2022年に入り、政府は「安全かつ柔軟な対応、効果的な疫病の抑制」という原則に従って、新型コロナ対応に尽力する傍ら、経済回復・発展を推進していきます。(Source: VOV)