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WB 2022年のベトナム経済を予測

29/09/2021

世界銀行は27日、新型コロナウイルスのデルタ変異株の流行によって東アジアと太平洋地域の景気回復が妨げられており、経済成長が鈍るほか、格差が拡大する可能性が高いとの見方を最新の経済報告で示しました。

世銀の報告によりますと、こうした中でもベトナムのGDP=国内総生産の成長率は2021年に4.8%となり、2022年以降にベトナムのGDP成長率は新型コロナ前の+6.5~7.0%に向かって徐々に回復する見込みです。世銀の予測は第3四半期に社会隔離措置が新型コロナ感染拡大の制圧に役立ち、第4四半期に入って経済回復が図られるという想定に基づき出されたものです。また、世界経済の回復により、アメリカ、欧州連合、中国へのベトナムの輸出が確保されるであろうとしています。さらに、2022年半ばに、18歳以上の人口70%に対するワクチン接種が実施されることで新型コロナ感染の新たな波の予防が図られるということです。

これに先立ち、発表されたベトナムのマクロ経済に関するWBの最新レポートによりますと、ベトナムに対するFDI=外国直接投資が維持され、外国人投資家はベトナム経済の展望に信じているとしています。